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今回ご紹介する本は「人生がときめく片づけの魔法」近藤 麻理恵著 です。

累計1000万部を超える大ベストセラー本ですからお読みになった方も少なくないかもしれませんが、長年住宅営業をしている私からすると

「えらいこっちゃ・・」

という衝撃の内容ばかりでした。

内容を少々ご紹介します

・片づけで必要な作業は、「モノを捨てること」と「収納場所を決めること」の二つだけです ~中略~ 「捨てる」作業が終わるまでは、収納について考えてはいけないのです。

→今まで「新しいお家では収納を増やしてスッキリしたい!」というリクエストに応えていたつもりだったのですが、まさか「収納について考えてはいけない」とは・・!

その一方でひどく納得もしました。

確かにスッキリしたお客様のご新築を伺うと『モノを大量に片づけた』と仰っていたことに。

思うに順番が逆だったというか、片づけが優先されていたからこそ綺麗をキープされていたのだなと思わされます。

・モノを一つひとつ手にとり、ときめくモノは残し、ときめかないモノは捨てる。モノを見極めるもっとも簡単で正確な方法です。

→一読した時には「ときめくって抽象的すぎない?」とも思いましたが、いざ試してみるとよくわかるのです。実際に手に取って意識を向けるとその物の価値が伝わってくるようでした。

そうすることによって自分にとって本当に残すものがありありとわかってきます。

・洋服をいちいちたたんで引き出しにしまうなんて、面倒くさい。できれば全部、ハンガーにかけてすませたい。そう思ったあなたは、たたむことの本当の威力を知りません。~中略~ 洋服の収納の問題は、きちんとたたむことで、ほとんど解決してしまうといって過言ではないでしょう。

→これもまた衝撃でした。お客様らのリクエストは「とにかくハンガーにかけて収納したい、その方が楽だ」というご意見だったからです。というか私自身もそういう考え方でした。

しかし手に取って一枚一枚と語りかけるようにすることでちょっとした傷などに気づくことができ、結果的にお気に入りの洋服を長い間着続けられることにもつながりそうです。

と、簡単ではありますが内容に触れさせてもらいました。

本書は日本国内でのベストセラーであるのはもちろん、海外でも大変なヒットをした書籍のようで著者は海外でも大いに活躍をされてるとのこと。

本書から受け取ったメッセージの主体はまさにタイトル通り「人生がときめく」ことであって、片づけることはあくまで手段に過ぎないということ。

私の仕事に関連して言えば、お家づくりもそうです。

立派なお家そのものを建てること自体が目的になってしまうのではなく、あなたにときめいてほしい、あなたのご家族にときめいてほしい。

そんな共通点を本書から読み解きました。ぜひご一読ください。