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家づくりビギナーが陥りがちな、失敗あるあるを集めた、

ちょっと待った!【それ、やってはいけない!】見当違いの段取りとは?シリーズ。

今回は

とりあえず土地を探しに不動産会社を訪れるのは危険???

というテーマです。

「家づくりの基本」とか「家づくりの段取り」というテーマで情報を集めていると

まずは土地を決めてから建築会社を決めましょう!」

という記事を散見します。

実際、私が不動産会社にいた頃も同じようなセールストークから始めていて

・まず土地が決まらなければ、間取りを描くことができません

・間取りが決まらないと、どうやって建築会社を決めるのですか?

・建築会社は星の数ほどありますが、この土地はオンリーワンです

という流れを固く信じ込んでいました

、、、が、今になって思うと

「私はなんてことをしていたんだ・・」

と反省することしきりです。。。

なぜかと言うと、(当時の私を含めて)不動産会社の営業マンは、建築のことはほとんど詳しくありません。*例えると同じお医者さんのように見えて、内科医と外科医くらいの違いがあります

そのため土地に関する法令上の制限自体は知っていても「それがお客様の家づくりにどう影響するか」がまるでわからないのです。

例えば、第一種低層住居専用地域への二階建ての場合、建築会社の私なら(敷地の北側、東西にかけて一間ほどクリアランスと三尺くらいの母屋下げが必要だな。。すると2階に水回りを置くのは間取り的に難しいかも。。)というのは一瞬でわかります。

しかし不動産会社にいた当時の私は、そんなこと全くわかりません。いえ、正確に言えば「いったい何語でしゃべっているのかもわからない」というくらいの低いレベルでした。

さらに不動産会社には「土地が高ければ高いほど、自分への成功手数料が増える」というルールがあるため、

「お客様の総予算から可能な限り土地費用にあてがって多くの手数料を取れ、上物などは最低限の最低限実現できれば解約や契約違反にならない」

と上司から指導されていました。

そのため積○ハウスや、ヘー○ルハウスのようなブランドハウスメーカーをご覧になってイメージを膨らませていたお客様なのに、「耐震性も断熱性も何もない、ランニングコストばかりがかかるローコスト住宅しか選択肢がない」という状況に追い込んでしまったことも正直なところ少なくありません。。。

自己弁護になりますがこれは単にいち不動産仲介担当者が悪い、というよりは業界全体の構造的問題です。しかも一部のユーチューバーやインフルエンサーなどが「土地を決めてから建築会社を決めましょう!」と喧伝しているのも拍車をかけてしまっている

これを読んでいるあなたは、どうか

「先に土地を決定するべきではないのだ」

「信頼できる建築会社と一緒に土地探しをするべきだ」

ということを、どうか頭の片隅に入れて頂けることを切に願っております。

 

 

 

 

 

*本ブログの画像はCHAT GPTで作成しています