こんにちは、いっきゅうです。
2022年10月1日より
長期優良住宅認定基準の改定がありました。
長期優良住宅とは、
①耐震性:3つの指標で表され、建築基準法で必要とされる1.25倍~1.5倍以上の耐震性
②省エネルギー性:次世代省エネ基準を上回る断熱性
③劣化対策:住宅の機能を維持できるような構造になっている
④維持管理・更新の容易性:給排水設備などが更新しやすいようになっている
⑤可変性:家族構成に応じて間取り変更がしやすい
⑥維持保全計画:将来的な修繕計画が立てられている
⑦居住環境:周辺地域の良好な景観・環境維持に配慮されている
⑧住戸面積:75m²以上の居住面積と、1フロアで40m²以上である
上記8項目の基準をクリアしたと認定を受けた住宅のことです。
建築基準法に適合してさえいれば、住宅の建築は可能なのですが、より性能の良い建物を
普及させるために設定された制度です。
当然のことながら、性能を上げますので、建設コストは上がります。
そんな中、今回の改定で、②の省エネルギー性の性能基準に改定がありました。
今までは、「断熱等級4」という断熱性能のみの基準で認定されていたのですが、
改正により「断熱等級5」と「一時消費エネルギー等級6」という基準が新設され、
断熱性能のみだけでなく消費エネルギー性能も必要となりました。
消費エネルギー性能とは、簡単にいうと「地球にやさしくないエネルギー」の消費を抑えましょう
という感じです。
「地球にやさしくないエネルギー」の消費を抑える方法としては、
単純に使用するエネルギー量を減らす、「省エネ家電」「節水機器」等を利用する、
又は、太陽光発電等を設置して、エネルギー量の制限はしなくても「クリーンエネルギー」
を生産してそれを使用するなどの方法が必要になります。
もちろん、光熱費は安くなるのですが、建設コストは上がります。
まあ、私たちの住む「地球」のためには、いたしかたないのですかね。